はまゆうの会

遠州地方のお通夜

友人・知人など故人とさほど近くない間柄のお葬式には、お通夜だけの参加が多いと思います。しかも残業などの日は17時~21時の間に弔問することもあるでしょう。しかし「一般弔問ができる時間ならいつ行っても大丈夫!」というのは遠州地方で多く見られる独特の文化で、「流れ通夜」と言われています。

全国的には一般のお客様も「開式⇒読経⇒焼香⇒喪主挨拶⇒閉式(仏式の場合)」と通夜式に参加するために開式の10分位前までには会場に入るのが一般的です。静岡県浜松市のお隣、愛知県豊橋市でも通夜式に参加することが多い為、浜松市のお通夜に来ると戸惑うこともあるそうです。

浜松市の場合、通夜式は親族のみで執り行い一般弔問は通夜式後の約2時間程度の間に弔問します。(概ね18時~20時ころ)その間はご親族の方が弔問に見えた方をお出迎え
します。そのため遠方のお客様は「通夜式に親族しか揃っていない」「時間を間違えたかな?」など戸惑うことがあるので、事前に説明をした方がいいかもしれません。浜松市の場合、時間内に弔問すれば遅刻ではありません。
しかし通夜式に参加する地域の葬式でやむを得ず遅刻した場合は、「急なことでご愁傷様です。本日は遅れてしまい大変申し訳ありませんでした。せめてご焼香だけでもさせていただいてよろしいでしょうか?」など、謝意を伝えることが大切です。タイミングは式場スタッフに案内してもらうと良いでしょう。

受付が終わっていた時もご遺族や式場スタッフに確認」してみてください。状況によってはお香典をお渡しできない場合もあるので、そのような時は本葬(お葬式)の受付で渡すか後日改めてご自宅に伺い、お渡しすることをお勧めします。事情によて本葬に参列できない場合は、現金書留でお香典を送り喪主(関係者名義)宛に弔電(お悔みの電報)を送ると良いでしょう。